池田のり久 公式ホームページ

【多事争論】銚子市立総合病院の存続問題

千葉県銚子市にある市立総合病院の診療休止問題に対し、休止に反対する市民が起こした市民リコールが成立した。
総合病院の診療休止は、住民にとって切実な問題だ。
だから、公的責任のもと医療を存続してほしいとの市民の思いが集まり、リコール成立に至ったといえる。
この病院の累積赤字は18億円と聞く。
全国の約75%の自治体病院が赤字経営となっているが、その原因は、産科、小児科などいわゆる『不採算』の医療を提供していることや医師・看護師不足などが挙げられる。
自治体運営に経営感覚が強く求められるが、特に病院経営などは公務員的感覚では到底黒字経営にはなりにくいのだろう。
実際、紀寺町の国立奈良病院が奈良市に移譲され、その運営を民間(社団法人地域医療振興協会)に委託しているが、国立病院時代から現在では黒字経営に転じている。
奈良において、良質な医療を安定して提供していくことは、市民の安心につながる。
タライ回しによる痛ましい死亡事故を二度と起こさないためにも救急医療体制の充実は急務である。
市立奈良病院においても「24時間小児・産婦人科救急」の実現と周産期母子医療の充実をはかり、女性が安心して子どもを産み育てられる医療体制を構築できるよう訴えていきたい。