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2009年2月の記事一覧

26日から28日、「別火」は「総別火」といって、一層厳しいものになる。
立ち居振る舞いの制限が一層厳しくなり、練行衆は土の上に降りることも許されない。
27日には、別火中に和紙で作った椿の造花を生の椿の枝に飾る花付けが行われた。
別火で厳しいながらも華やかな作業の一つである。
この椿は本行中に須弥壇に飾られる。実際に花弁が交互に色違いの椿の花を見たことはないが、昔はあったのだろうか?
この季節、この椿をかたどった和菓子が奈良市内のあちこちで店頭を彩っているのを見かける。奈良らしい、おいしそうな景色だ。
修二会の本行は明日から。
無事の満行を心から願っている。

急に暖かくなったり寒くなったり不安定なお天気が続いている。
最近、あちこちで梅の咲き誇る姿を目にする。
良い匂いのする方を振り返るときれいに咲いている姿を発見できて嬉しい気分になる。
寒風をものともせず開く梅の花を見ると背筋が延びる思いである。
奈良時代、お花見といえば梅の花見だったそうだ。万葉集に桜よりも梅を歌った歌の方が多いことからもその様子がうかがえる。
昨日書いた菅原の盆梅展をはじめ、奈良市内には梅の名所がたくさん。
月ヶ瀬梅渓はもちろん、奈良公園浅茅ケ原の片岡梅林なども美しい場所で有名だ。

霞立つ春日の里の梅の花山の下風(あらし)に散りこすなゆめ(万葉集巻8-1437)
 

 法人市民税が96.3%減とした平成21年度予算が発表された。

愛知県豊田市の話である。
ご存じトヨタを擁する豊田市であるが、いわゆるトヨタショックの影響を受け法人市民税が前年度当初予算比426億円減の16億円となり、96.3%の大幅減になった。
この額は、40年前の1969年度と同水準とのこと。
豊田市では、歳入不足を補うため279億円ある財政調整基金から206億円、特定目的基金から76億円を取り崩すとともに、市債を前年度比77億円増の107億円発行した新年度予算を組んだ。
歳出では、行政改革で60億円を捻出するが、一方で失業した非正規労働者への緊急雇用創出事業や資金繰りに苦しむ中小企業に対する信用保証料の補助などが必要で予算編成には苦慮したようだ。
緊急経済対策では5億8000万円を計上して雇用と中小企業対策に重点をおいている。

我が奈良市でも、平成21年度における市民税や法人市民税の落ち込みは避けられない。
このことを見越した歳入予算になっているのか?
税収の見積もりは甘くないか?
重要度や緊急度を見極めた予算になっているか?
歳出予算において税金のムダ使いはないか?
これらのことをきちんと検証しなければならない。
平成21年度奈良市予算案の概要が間もなく公表される。

 大阪府吹田市が経済対策の一環として緊急に実施した事務職員採用募集で、募集人員5人に対し2362人が受験したそうだ。なんと倍率は472倍。

吹田市の素晴らしいところは、幅広い年齢層に雇用機会を提供するため、対象を59歳までとしたところだ。
その結果、40歳代以上が応募者の31.6%を占めるなど、幅広い年代の受験者が押し寄せた。
他市の事例を見ても、年齢制限を引き上げ、門戸を拡げたことにより、受験者が多かった。
リストラ・派遣切り・内定取り消しなど雇用不安を解消することは喫緊の課題だ。
自治体側としても民間の知恵や技術、経験をもつ有能な人たちを採用するのには大きなメリットがある。
誰もが安心して暮らせる社会をつくるのが政治と行政。
「何か仕事はないか。」「地元で働きたい。」そのような声を聞くが、奈良市では、いまだ緊急雇用対策としての職員募集は行っていない。
外郭団体への再就職(天下り)を斡旋するより、本当に苦しんでいる人たちを救う手だてを迅速に取り組んでほしいと強く願う。

 フランスのミシュランの格付けガイドをご存じだろうか?

レストランの格付けで話題となったが、今度はグリーンガイドを発行(3月16日)するらしい。
最高峰の3つ星が全国で17ヵ所のみ。そのなかで、奈良が法隆寺ともに3つ星を頂いたことはとても嬉しいニュースだ。
世界遺産を有するということも大きな理由だろうが、この3つ星とは「わざわざ旅行する価値がある場所」という評価である。
奈良の普遍的価値をフランス人にも感じていただきたいと願うばかり。
そのためには、景観などまちの印象、自然の美しさ、外国語表記、もてなしの質のさらなる向上をすすめ、奈良ファンを拡大したいものだ。
奈良がどのように紹介されているのか?今から楽しみである。

 ことしの花粉量は、特に多いと予想されている。

平年の2~3倍らしい。
スギは2月~4月初旬、ヒノキが3月下旬から4月下旬まで飛散するというのが一般的だが、量が多いことによりその期間も長くなる模様。
なんと、スギは、4月中旬まで、ヒノキは5月連休あたりまで長引くらしいから大変だ。
花粉症で悩まされている人はもちろん初めて花粉症になる人も多いかもしれない。
私も、2~3年前からこの時期には鼻がグスグスし出し、花粉症の気配。
ここ数日、目がしょぼしょぼし鼻がつまり気味で薬を飲みうがいをしているが、花粉症かもしれない。。。
そういえば…
先日、マスクをしている人に「風邪ですか?」と尋ねると「いえ、花粉症です。」と言われた。
春の訪れは大歓迎だが、花粉の訪れは歓迎しない。
本日20日から、『東大寺二月堂修二会』にこもる練行衆たちは「別火(べっか)」に入った。
「別火」とは、使用する火を俗世間と分け、本行のために精進潔斎をすることである。
戒壇院の庫裡(くり)に『二月堂修二会別火坊』という看板を掲げ、練行衆全員が合宿をして修二会の行法の準備を始める。
その準備では、護符など本行に使うものを作ったり、お経やほら貝の練習したりすると聞いている。
そして、本行にあたり練行衆たちの心と身体の備えもするのだろう。
今年はじめて練行衆となる新入の若い僧侶(新入)は、すでに15日から「別火」に入って準備をしているとのこと。
このように千年を超える長い時を受け継いできた伝統行事のバトンは着実に手渡されていくのだ。
奈良に春呼ぶ、1258回目の『東大寺二月堂修二会』の準備が今年もいよいよ始まった。

修二会の本行は3月1日始まり14日まで。 

 奈良市平松にある県立奈良病院がえらいことになった。

看護師不足の影響で、4月から400病床のうち50病床以上を休止することになるらしい。
以前、へき地の病院でこのような話を聞いたことがあったが、街の中で、それも私の身近な病院での出来事にはビックリだ。
12.5%以上の病床休止は、かなり深刻であり大問題だ!
看護師さん達の負担を減らすため、県はホームヘルパー2級の取得者を「看護ヘルパー」として採用する費用を新年度予算案に計上。
計画では60人を採用し、半数以上の31人を県立奈良病院に充てる計画をもっているというが、休日夜間を含む勤務内容と給与等の労働条件が合わないことが、離職につながっているのだろうか?
果たして、離職理由は何なのか?勤務内容か?給与待遇か?それともこの病院が働きにくい場所なのか?
その検証をしっかりと行い、問題点を改善することで、看護師さんの確保につながると思う。
県立病院だからこそ、率先して医療を守り、県民の安全と安心を提供してほしいと願う。

池田のり久後援会は、『笑顔あふれる美しい奈良』を実現するため、池田のり久を応援しています。
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