奈良県の医療の現状

 

【シリーズ】医療・介護の充実をはかる!

救急医療

  • 軽症の救急患者に対応する一次救急医療は、休日夜間診療所等により対応しているが未整備の地域や診療の行われていない時間帯があるなど体制が充分ではない状況。
  • 入院治療等を必要とする救急患者に対応する二次救急医療は、42病院が輪番制により受け入れているが、医師不足などにより当直医が一人という医療機関も多く、受け入れ態勢が充分ではない状況。
  • 重篤な救急患者に対応する三次救急医療は、3ヶ所の救命救急センターで対応しているが、医師不足等により受け入れ出来ない場合もあり、県外へ搬送する事案も少なくない状況(救命救急センターの受け入れ率は全国最低水準となっている)
  • 救急搬送にあたっては、各病院と各消防本部との情報共有を図り、救急患者搬送の迅速化に取り組んでいるが、今なおたらい回しなどの事案が発生しており、救える命を救えない可能性もある状況(救急搬送に要する時間は近畿で最も遅い)

 

小児救急医療

小児専門医が少なく対応できない病院があることや小児医療を避ける病院もあり、小児救急体制は危機的な状況。

 

周産期医療

平成18年と19年に妊婦搬送に関する深刻な事案が発生したため、県立医大附属病院(橿原市)において総合周産期母子医療センターを指定するなど体制整備に努めており、NICUは県立医大附属病院・奈良医療センター(奈良市)・近大奈良病院(生駒市)に整備されているが、依然として県外へ搬送されるケースが多い状況。

 

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